全国各クラブの活動報告

栃木産業人クラブ、総務省渡辺氏が「IoTとITS」をテーマに講演

栃木産業人クラブ(高橋和夫会長=大高商事社長)は7月6日、宇都宮市のホテルニューイタヤで「2016年度定時総会・講演会」を開き、会員ら約90人が集まった。講演会では総務省総合通信基盤局の渡辺克也電波部長が「IoTとITS」をテーマに、ICT(情報通信技術)政策の現状と今後の展望を語った。
渡辺部長はIoTの活用事例として、栃木市内での「トマトのハウス生産における匠(たくみ)の技術の見える化」を挙げた。IoTは「若手の就農支援をはじめ、特産品の高品質化や収穫量増加などをもたらし、農業を有望産業に転換することも夢ではない」と強調した。
これに先立つ定時総会では、高橋会長が「英国のEU(欧州連合)離脱などの経済への影響が懸念される中、我々は新しい事業展開を模索していこう。産業人クラブ会員の手で、栃木県産業界の一層の発展につなげていきたい」と語った。総会では県主催のビジネスプランコンテストで初の「栃木産業人クラブ賞」に輝いた芦川春香さんのビデオメッセージも紹介された。
懇親会では、名誉会長でもある福田富一栃木県知事が「本県は豊かな県の指標である1人当たり県民所得で今回5位と躍進した。17年に本県で開く技能五輪全国大会などには、理解と支援をお願いしたい」とあいさつした。
新入会員である東京ガスの堀内忠宇都宮支社長、社会福祉法人正恵会の岩崎正日登常務理事、日本トリムの八百村祐輔宇都宮営業所長、君岡鉄工の君岡銀兵企画部長、オグラ金属の小倉勝興社長が自社紹介を行った。


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