全国各クラブの活動報告

名古屋・岐阜産業人クラブ、豊田自動織機を見学-物流機器の高浜工場

名古屋産業人クラブ(森誠会長=富士精工社長)、岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ社長)は10月7日、豊田自動織機高浜工場(愛知県高浜市)を見学した。同工場は東京ドーム約8個分の広さを持つ世界最大級の物流機器専門工場で、トヨタL&F製品の中核生産拠点。同社5番目の工場として1970年に建設された。
同工場では0・5―43トンのフォークリフトを1日に250台生産しており、繁忙を極めている。生産工程はトヨタ生産・物流方式に基づき、ジャストインタイムで部品を供給し、プレスから溶接、塗装、組み立てまで一貫生産体制を構築している。
見学団一行は工場概要や人材育成、改善運動などの説明を受けた後、ビデオ映像で生産工程を学んだ。続いて、ショールームで燃料電池搭載のフォークリフト(FCフォークリフト)など最新技術に触れた。
最初に見学したのは503工場の教育現場。緊急訓練や危険予知のコーナーで徹底的に安全について学んだ。組み立て・溶接・塗装などの道場もあり、技能向上や高度技術の伝承に取り組んでいる。次に見たのは502工場の"No.2組み立てライン"。エンジンフォークリフトなど3種類の物流機器を1日に191台生産。組付け指示書、部品入り箱、同期台車など生産効率と高品質確保のための工夫が随所に見られた。


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