全国各クラブの活動報告

岐阜産業人クラブ、理事会・定時総会-「超柔軟ゲルのトップニッチ」題して棚橋タナック社長が講演

岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ社長)は5月29日、岐阜市の岐阜グランドホテルで「平成29年度理事会・定時総会」を開いた。その後、シリコーンや特殊ゲルの販売を手がけるタナック(岐阜市)の棚橋一成社長が「超柔軟ゲルのトップニッチを目指す~新たな市場開拓へ向けた挑戦~」と題して講演を行った。
総会では平成28年度の活動実績や決算を報告。さらに平成29年度の事業計画および予算案、任期満了に伴う役員選任について審議し、いずれも原案通り承認された。
講演会では棚橋社長が美容・ヘルスケア用品のOEM(相手先ブランド)生産を主力に業容を拡大してきた自社の歩みを紹介。その中で培ったシリコーン素材の知見を生かし、医療分野である模擬臓器やロボット向け製品なども開発する自社の取り組みを披露した。
医療領域などの新分野に自社がどうアプローチしてきたかを製品開発の事例や展示会活用法などで示し、「今もわからないことは多い。出展目的を明確化し、顧客の声を正しく拾うことが大事だ」と強調した。そして昨年稼働した医療機器新工場の活用や女性社員の積極登用などを通じ「新価値創造企業を目指している」と語った。
講演会・懇親会には会員ら約90人が参加した。懇親会には来賓として神門純一岐阜県副知事と増田雅彦商工労働部次長が参加。会員らと交流を深めた。


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