全国各クラブの活動報告

東京産業人クラブ、総会開催-新会長に寺町氏(THK社長)-田中眞紀子氏講演も盛況

東京産業人クラブは6月30日、東京・飯田橋のホテルグランドパレスで定時総会を開き、会員120人が参加した。井上裕之会長(愛知産業会長)が退任し、新会長にTHKの寺町彰博社長を選んだ。井上会長は顧問に就いた。
井上氏は「産業人クラブは良い事業だと感じている。より大きい発展のために、会員増強など若返りも必要だと感じている」と退任に際して、感謝の意を表した。
総会終了後に行われた特別講演会には、180人が参加。元衆院議員の田中眞紀子氏が「時代の曲がり角に立って~『父と私』出版の前後~」のタイトルで講演した。3月に日刊工業新聞社から刊行した「父と私」は父であり、元内閣総理大臣・田中角栄氏を娘の目線から等身大で描いている。講演では活字にしなかった父の思い出や人柄にふれる一幕もあった。自身が会長を務める越後交通の話も交えつつ「若い時から好きなことを掘り下げ、専門職の心構えと実力をもった経理や営業、総務人事が集まれば企業はうまく循環するのではないか」と人材育成の重要性を語り、経営者としての側面ものぞかせた。


このページの先頭へ