全国各クラブの活動報告

埼玉・TDU産学交流会、日鉄住金ドラム相模原工場見学

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会(佐藤達雄会長=アーベルソフト会長)は7月28日、神奈川県内で工場見学会を開催した。午前中に日鉄住金ドラムの相模原工場(相模原市緑区)を、午後にはキリンビバレッジの湘南工場(神奈川県寒川町)を訪問。会員企業、東京電機大学などから15人が参加した。
日鉄住金ドラムではドラム缶の製造工場、研究開発拠点の技術センター、およびTPM(トータル・プロダクティブ・メンテナンス)活動ルームを回った。1枚の鉄板が円形に巻かれて筒状になり、丸い天板と底板が取り付けられ、徐々にドラム缶に成形されていく様子を見学。ほぼ自動化されている製造装置のごう音にも負けず、参加者は各設備の説明に熱心に耳を傾けていた。
また、TPM活動ルームでは、各サークルによる改善事例などの取り組みを記した資料が所狭しと壁に貼られ、参加者の関心を集めた。見学後の質疑応答でも「TPM活動にかけている時間は?」「年間の活動テーマの数は?」といった質問が飛んだ。
キリンビバレッジでは紅茶飲料の製造工程を見学。プリフォームと呼ばれる試験管状の樹脂からペットボトルを成形する方法も学んだ。見学後の質疑応答では、風味を一定に保つための工夫や商品の切り替え方法などに関心が集まった。


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