全国各クラブの活動報告

多摩産業人クラブ1泊研修 長野・上田市のHIOKI訪問

多摩産業人クラブ(田井洋雄会長=トライヤーン社長)は19、20日の両日、長野県内で1泊の視察研修を行い、会員7人が参加した。19日は上田市でHIOKI(写真)とシナノケンシを訪問し、長野産業人クラブ有志と交流を深めた。20日は上田城と松本城(長野県松本市)史跡を見学した。
HIOKIは、国内販売と海外に輸出する電子計測機器を長野県上田市の本社・工場で生産している。高い品質と生産性向上を実現し、多品種小ロットの電子計測機器を効率良く生産する現場を見学。座学では人材育成と研修制度、退職したOBに対する福祉について学んだ。個性の尊重と組織の調和を目指す中、低い離職率の秘訣(ひけつ)を知るため会員から「社史からひもといて学びたい」との声があり、HIOKIから80年史がプレゼントされた。
シナノケンシでは、多品種小ロットに対応したモーターの生産現場を見学。適正在庫と短納期を実現するため、2014年に後工程である組み立て工程の清流化に取り組み、各工程で工場としてモノの流れを最適化する活動に触れた。間接部門で取り組むS―BPI(シナノケンシ・ビジネス・プロセス革命)について業務の改善策を学んだ。
シナノケンシは、18年に100周年を迎え「先人たちの考え方は変えないが、やり方は変える」という言葉に、会員は感銘を受けた。


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