全国各クラブの活動報告

東京産学交流会、人工知能テーマ講演会を開催

東京産業人クラブ・東京産学交流会(サザンクロス、渡辺佳英会長=大崎電気工業会長)は9月20日、芝浦工業大学の大関和夫名誉教授(写真)を招き、大田区南蒲田の大田区産業交流プラザ(PiO)で定例会を開いた。「人工知能(AI)を利用した効果的なビジネス展開方法」と題した講演に12人が参加、大関名誉教授の説明に熱心に耳を傾けた。
大関名誉教授は「AIは広く全体を指し、その中に機械学習、さらにその中に深層学習がある」とし、顔認証でのAI活用など具体例を挙げながら「日本の大手電機メーカーが10年かけて顔認証の精度を99・2%に高めたのに対し、米フェイスブックは深層学習を用いて短期間で97・25%まで高めた」と説明。
ただ「AIはデータに基づく帰納推論であり、そのデータは人間が与えるもの。AIに課題を入れれば何でも解決すると言うわけではない」と指摘した。


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