全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会、ものづくりセンター見学

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会(濱野尚吉会長=共同技研化学社長)は10月3日、東京電機大学東京千住キャンパス(東京都足立区)で「ものづくりセンター」見学会を開催した(写真)。大学側の概要説明に続き、同センターの目玉施設である「ソディックスペース」についてソディックの佐野定男専務が解説。その後、4組に分かれ、最先端のマシニングセンターやレーザー加工機などが置かれた施設を見学した。
埼玉産業人クラブ、川越商工会議所工業部会との共催。東京電機大学経営同友会も加わり、バラエティーに富んだ約80人以上の参加者が集まった。まず、東京電機大から、ものづくりセンター担当の帯川利之特別専任教授が同センターの目的や特徴、導入されている設備や活用方法などを説明。さらに、自らの専攻である切削加工技術についてのミニ講義を行った。
続いて、ソディックの佐野専務が同施設に設置した金属3次元(3D)プリンターの性能などを解説。通常の工作機械では製造できない、さまざまな形の部品を紹介した。
見学会ではやはりソディックスペースの設備に関心が集まった。3Dプリンターで製造した複雑形状の部材を見ながら、「これで、つくるのに何時間くらいかかるの?」といった質問が飛んだ。このほか、5号館のガーデンテラスや巨大な蓄熱装置なども見学した。その後、会場を移し、懇親会を開催。東京電機大の加藤康太郎理事長のあいさつに続き、同大の川井悟理工学部長の音頭で乾杯した。


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