全国各クラブの活動報告

昆虫科学でモノづくり 東大先端研 神﨑所長が講演

神奈川産業人クラブ(岡本満夫会長=アマダホールディングス会長兼CEO)は1月30日、横浜市西区の横浜ベイホテル東急で「2018年特別講演会・賀詞交歓会」を開いた。会員を中心に85人が参加し、東京大学先端科学技術研究センターの神﨑亮平所長(写真)が「昆虫科学が切り拓くモノづくりの未来」、黒岩祐治神奈川県知事が「2018年度神奈川県の施策について」をテーマにそれぞれ講演した。
神﨑氏は「昆虫の脳はわずか1―2ミリメートル程度だが、すごい能力を持っている」と指摘。「例えば、昆虫の触角を使って特定のフェロモンに反応するセンサーを開発することも可能だ」と語った。黒岩知事は、今の子どもたちが100歳までスマイル(笑顔)で過ごせる持続可能な社会を目指して健康、学び、共生をテーマとした県の施策を紹介した。
賀詞交歓会では、岡本会長が「2―3年の間に会員数が100社を超えるように皆さまと協力して頑張っていきたい」と意欲を示した。また新入会員として井上幸雄ワイ・ケー電子社長ら4人が紹介された。日刊工業新聞社の井水治博社長による乾杯の発声、同クラブ副会長の中村幹夫大和ケミカル会長が中締めのあいさつを行い、盛況の内にお開きとなった。


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