全国各クラブの活動報告

TDU産学交流会、リコーの出口氏環境事業で講演

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会(濱野尚吉会長=共同技研化学社長)は2018年12月3日、埼玉県川越市内のホテルで講演会と忘年会を兼ねた懇親会を催した。講演会はリコー環境事業開発センターの出口裕一事業所長が登壇した(写真)。同センター開設時の苦労話を交えつつ、現在の事業内容や産官学連携で行っている環境関連事業などの事例を紹介した。東京電機大学の安田浩学長をはじめとする大学関係者、会員企業のトップや幹部ら約30人が出席。懇親を深めた。

リコーの出口事業所長は「リコー環境事業開発センターの取り組み~オープンイノベーションによる新規事業創出への挑戦」と題して約1時間、熱弁をふるった。同センターはもともと複写機の主力工場で、会社の構造改革により、13年3月に閉鎖された施設。それを出口氏が新しい拠点として2年後に再興した。「2年間も放置すると主力工場もこのように朽ち果てる」と荒れ放題の工場を修繕したり、手入れをしたり、苦労を重ねてリニューアルした際の裏話を写真などを交えて多数、披露した。

また、「スカイプ」を介して静岡県御殿場市にある同センターと中継を結び、動画で内部の様子や、窓から見える富士山の光景を講演会場に映し出した。

年間に何度も講演を行っているという出口氏にとっても、初めてという試みを見事、成功させた。

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