全国各クラブの活動報告

遠隔ロボ活用をテーマに 講演会と映画試写会

東京産業人クラブは2018年12月3日、神奈川、千葉、埼玉の3産業人クラブと共催でテレワーク活用の可能性を探るための「第4次産業革命時代における働き方改革のヒント」の講演会と、遠隔コミュニケーションロボットが登場する映画「あまのがわ」の試写会を東京・五反田で開いた。

まず講演会では、経済産業省情報技術利用促進課の大西啓仁企画官(写真)が、少子高齢化の進む中で人材や働き方の多様化の解決策の一つとして、テレワークがあることを説明した。また、テレワークは農業や建設現場への遠隔操作ロボットの導入といった新産業も創出し、今回の映画で登場するオリィ研究所が開発した遠隔コミュニケーションロボット「オリヒメ」を使ったテレワークの実例も紹介した。

続いての講演では、「あまのがわ」の古新舜(こにい・しゅん)監督が、以前に自身の監督した日本の犬猫の殺処分の現状を描いた映画「ノー・ヴォイス」の紹介や、今回公開の「あまのがわ」制作に至った経緯などを説明した。「あまのがわ」は、不登校の女子高生が、足が不自由で外出できない青年が操る遠隔コミュニケーションロボットを通じ、心を通わせ、助け合う物語。俳優の哀川翔さんの次女の福地桃子さんの初主演映画で、東京での劇場公開は2月9日を予定している。今回の講演会・試写会には約30人が参加し、参加者は映画の世界に入り込んでいた。
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