全国各クラブの活動報告

神奈川産業人クラブ、構造変化と今後の針路 角野局長(関東経産局)が講演

神奈川産業人クラブ(岡本満夫会長=アマダホールディングス会長兼最高経営責任者〈CEO〉)は1月29日、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ(横浜市西区)で「新春特別講演会・賀詞交歓会」を開いた。岡本会長は冒頭のあいさつで当日の講演テーマについて言及し「経済に関する展望はあくまで平均的な話であり、各企業がいかに自社の事柄として捉えるかが大事だ」と力を込めた。

特別講演会では、角野然生関東経済産業局長が「構造変化と今後の針路―関東経済産業局の取組―」をテーマに話した(写真)。角野局長は人口減少問題に触れ、「欧州でもドイツなどがこの問題に向き合い、中小が高給で雇用し地方に人をとどめてきた」と指摘。その上で「欧州の事例を参考に、国内でも企業への規制緩和や減税など幅広く支援している」と述べた。

また、神奈川県の黒岩祐治知事が「2019年 神奈川県経済の展望」と題して講演。県が注力する健康と病気の間の「未病」改善を産業にも生かす考え方や、さがみロボット産業特区の取り組みなどを紹介し、「笑いがあふれている社会を目指し、神奈川の産業活性化にもつなげていきたい」と強調した。

賀詞交歓会では、新入会員10人が紹介され、新会員代表として横浜銀行の大矢恭好頭取があいさつ。大矢頭取は「当行はモノづくり企業ではないが、さらに成長を目指して(モノづくりを)支えていきたい」と意気込んだ。当日は会員企業を中心に約100人が参加し交流を深めた。
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