全国各クラブの活動報告

大阪・滋賀産業人クラブ、SDGs視点の成長戦略 大坪氏(レンゴー会長兼社長)が講演

大阪産業人クラブ(山口多賀司会長=非破壊検査社主)と滋賀産業人クラブ(坂口康一会長=近江鍛工会長)、日刊工業新聞社は1月23日、大阪市内のホテルで新春互礼会を開いた。

来賓の森清近畿経済産業局長は、「2025年大阪・関西万博」の開催決定を受け、「70年の大阪万博の記憶があるのは50歳以上の人たちが中心。開催まで40歳以下の人たちへ万博の価値を伝えたい」とあいさつした。

新春講演会では、大坪清レンゴー会長兼社長(写真)が「経営とは何か SDGsの視点で成長戦略を考える」と題して講演した。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の17の目標のうち五つのP(People=人間尊重、Partnership=友情、Peace=平和、Planet=地球全体、Prosperity=繁栄)は、同社の経営の信条である道徳、倫理、哲学、感情、共感とともに、大阪・関西万博のテーマとも同義だと述べた。

その上で「今後はサイバーフィジカルシステムとして人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)など、バランスをとった使いこなしが必要。人間そのものの復興・復活として、人間性回復のルネサンスが今後の課題」と提言した。

講演後は千歳喜弘マクセルホールディングス会長の乾杯で互礼会を開会した。千歳会長は「今年は猪突(ちょとつ)猛進の亥年だが、前ばかりでなく周りにも目配りし突き進もう」と呼びかけた。会場では、約200人の参加者がにぎやかに歓談する姿が見られた。
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