全国各クラブの活動報告

千葉産業人クラブ、欧米と戦えるドローン研究開発 野波氏(千葉大学名誉教授)が講演

千葉産業人クラブ(白鳥豊会長=白鳥製薬会長)は7月2日、三井ガーデンホテル千葉(千葉市中央区)で「第56回千葉産業人クラブ定時総会・講演会」を開いた。製造業や行政、金融機関などの関係者約120人が出席した。
「"空の産業革命"、ドローンの挑戦」と題して、千葉大学の野波健蔵名誉教授(写真)が講演。飛行ロボット(ドローン)の歴史や将来性などを、2013年に創業した自律制御システム研究所(ACSL)の話などを交えながら解説した。
農業分野では農薬散布などで活用が進んでおり、「荷物も運べるようになれば、ドローン前提の農業が生まれるかもしれない」と話した。一方、エンジニア不足が課題とし、6月に人材育成のための「先端ロボティクス財団」を設立した。「欧米と互角に戦えるドローンの研究開発につなげたい」と強調した。
懇親会では、千葉県の滝川伸輔副知事が来賓のあいさつ。同クラブ副会長で岡本硝子の岡本毅会長が乾杯し、会員同士が県内情勢を巡って情報交換するなど、懇親を深めた。
ドローンについて講演する野波名誉教.jpg


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