全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ・ＴＤＵ産学交流会（浜野尚吉会長＝共同技研化学社長）は６月１０日、坂戸市文化施設オルモ（埼玉県坂戸市）で東京電機大学の学生・院生による研究発表会を開催した。会員企業や大学関係者の約３０人を前に、７人の学生・院生が日々、学んでいる課題内容について熱弁を振るった。発表会後の懇親会（写真）では、特に優れた発表者に「会長賞」と「副会長賞」を贈呈した。
例年６月は会員企業の紹介を兼ねた企業プレゼンテーションを行っているが、今回は「学生との交流を深めたい」という浜野会長の発案で、新たな試みとして実施した。学生の持ち時間は１人当たり約１３分。手作りのパワーポイントをスクリーンに投影しながら、日頃の勉学の成果を堂々と発表した。
全員の発表を終えた後、聴講者の投票により、大学院博士課程１年の飯塚大祐さんが最優秀の会長賞に選出された。飯塚さんは「ＩｏＴ（モノのインターネット）を用いた次世代機器管理システムの研究」と題し、「多くのモノがインターネットを通して管理されるスマート社会。そのようなＩｏＴ時代にふさわしい機器の管理方法を研究している」と説明するなど、高く評価された。