全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会、産学連携テーマ 講演会を開催

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会(浜野尚吉会長=共同技研化学社長)は12月2日、埼玉県川越市内のホテルで講演会(写真)と忘年会を兼ねた懇親会を催した。産学交流の原点に立ち返り、講演テーマは「東京電機大学が推進する民間企業との産学連携」。同大学東京千住キャンパス(東京都足立区)の工学部から講師を招き、懇親会には同大学の新旧理事長がそろって出席するなど、大学本部との交流を深めた。
会場には、10月末で15年間の理事長職を退いた加藤康太郎顧問をはじめ、石塚昌昭新理事長、研究推進社会連携センター長の古谷涼秋工学部教授ら大学関係者15人が参加。他方、会員企業の経営者や幹部など企業・団体から28人が出席した。
講演では、まず古谷センター長が「東京電機大学における産学連携活動」と題し、企業との協業の実例や仲介するコーディネーターの役割などを約30分にわたり紹介した。続いて、三井和幸工学部教授が新素材を元に藤倉化成と共同で商品化に取り組んでいる研究内容を披露。新素材「EAM」を用いて、片まひ患者のリハビリ・歩行訓練を支援する「電子制御膝ブレーキ」の開発までの苦労話や、産学連携がうまくいく秘訣(ひけつ)などを話した。
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