全国各クラブの活動報告

栃木産業人クラブ、東京電機大の内田氏が講演

栃木産業人クラブ(津布久茂会長=ニッコークリエート社長)は1月27日、東武ホテルグランデ(宇都宮市)で「令和2年賀詞交歓会」を開いた。栃木県内の企業や行政、金融機関の関係者ら約90人が出席した。
東京電機大学非常勤講師の内田孝尚氏(写真)が「バーチャルエンジニアリング実態と日本の課題」と題して講演。製造要件や仕様の多くが企画検討段階で決まるバーチャルエンジニアリング(VE)技術の進展について解説した。
VE技術の概要を説明するとともに、自動車メーカーなどの製品開発における活用事例を紹介。「製造業の国際競争力強化のためにVEの活用は必須」と語った。
その上で内田氏は「日本の熟練技術者は優れた技術と経験を持つ。彼らが定年を迎える前に、新しい設計手法にこれらを生かせる仕組みづくりが必要だ」と提言した。懇親会では栃木産業人クラブ名誉会長の福田富一栃木県知事があいさつし、会員同士で活発な意見交換が行われた。
東京電機大学非常勤講師/内田孝尚氏.jpg


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