全国各クラブの活動報告

大阪産業人クラブ関西ビジネス研究会、AI経営革新補助金に関心

大阪産業人クラブ関西ビジネス研究会(湯本秀逸会長=湯本電機社長)は日刊工業新聞社と共催で、「中堅・中小企業経営者セミナー」を大阪市内で10月15日に開いた。「with・afterコロナに打ち勝つ経営 ベンチャー企業を事例として」と題し、近畿経済産業局産業部の黒木啓良創業・経営支援課長が講演(写真)。17人が参加した。
黒木課長は冒頭、「和製英語の『ベンチャー』は創業年数に関係なく、既存企業が第2創業的に新事業へ挑戦することも包含する概念。海外でスタートアップと呼ばれ、近年国内でも普及している」と解説した。さらにアトツギと起業家の違いや、34歳未満の後継者が対象の「アトツギベンチャー養成講座」、既存企業の後継者もベンチャーと位置づけイノベーションにつなげる「ベンチャー型事業継承」を説明した。
新型コロナウイルス禍で挑戦するベンチャー経営者の事例で、大阪のスタートアップコミュニティー「秀吉会」の活動が紹介された。参加者からは「後継者が"アトツギ"を実感する40歳代向けの事業や施策を期待したい」と要望があった。
経営革新を図る企業の人工知能(AI)活用や「ものづくり補助金」など実践的な支援制度も紹介し、大きな関心が寄せられた。
講演する近畿経済産業局の黒木啓良産業部創業・経営支援課長.jpg


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