全国各クラブの活動報告

大阪産業人クラブテクノロジー部会、DX導入事例・課題点など解説

大阪産業人クラブテクノロジー部会(美馬徹部会長=関西金属工業社長)は7月28日、大阪市中央区の日刊工業新聞社大阪支社で中堅・中小企業経営者セミナー「DXの推進について 現場と共生する企業のデジタルトランスフォーメンション」を開いた。近畿経済産業局地域経済部次世代産業・情報政策課の黒木啓良課長を講師に迎え、事例を踏まえたデジタル変革(DX)の動向が語られた。
冒頭、同部会の美馬会長が「経営者としてこのテーマは知る必要がある」とあいさつ。黒木課長からはDXの定義を皮切りに、日本企業の実態や推進に向け時間軸で分けた取り組みの説明があった。
導入事例で機械器具製造業と宿泊業のデジタル化のきっかけや、課題に対する工夫などを紹介。またセキュリティー対応では、テレワークなどコロナ禍で変化した業務環境を狙ったサイバー攻撃の懸念を指摘。外部専門家を利用することも対応策にあげた。最後に黒木課長は「DXの導入はゴールでなく、トップの意識改革とDX人材の育成・確保が重要」と締めくくった。
導入に取り組む参加者からは、DX認定制度に関する質問が出るなど、関心を高めた。
セミナー「DXの推進について」近畿経済産業局地域経済部の黒木啓良課長.jpg


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