全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ女性部会、「年末学習会&交流会」を開催

名古屋産業人クラブ女性部会(奥野雅世会長=奥野工業取締役)は12月3日、名鉄ニューグランドホテル(名古屋市中村区)で「年末学習会&交流会」を開き、森誠名古屋産業人クラブ会長(富士精工会長)ら男性会員を含む32人が参加した。
学習会では岡崎女子大学の花田経子情報メディアセンター長が「地方企業が抱える情報セキュリティリスクと人材育成」と題して講演(写真)。実際にランサムウェア被害を受けた病院を実例に「今はどこでもサイバー攻撃される」と衝撃的な発言で始まった。さらに「サイバー犯罪者の常識として、犯人は日本人とは限らないし、弱いシステムを狙う。お金を持っていそうだったらどこでもいいくらいの気持ちなので、地方の企業が狙われやすい」と説明した。
また中小事業者でもできる対策として「リスク対応の優先順位や情報資産など自社でやるべきことと、他者に委ねてもよいものを分ける。事後対策の事前準備や良質な情報を入手できる環境を整備する。事前のリスク対応と事後のインシデント対応など事前に準備する。それぞれの企業が持つ事業継続計画(BCP)の枠組みに対策などを組み入れるといい」と締めくくった。
懇親会はコロナ禍対策として空間をとり、着席形式で実施。奥野会長が「講演内容にショックを受けたが、とてもいい話だった。厳しい時代の中で経営に対して真摯(しんし)にみんなで力を出し合い立ち向かおう。来年も元気でがんばろう」とあいさつした。
産業人クラブ/名古屋産業人クラブ、女性部C.jpg


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