全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブと岐阜産業人クラブ、テルミックりんくう常滑工場を見学

 名古屋産業人クラブ(森誠会長=富士精工会長)、岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ会長)は3月25日、愛知県常滑市にあるテルミック(愛知県刈谷市)りんくう常滑工場を見学した(写真)。会員など23人が参加した。りんくう常滑工場は、製品の製造、検査、出荷などを一貫して行う主力拠点で、自動車や航空機、産業機械など幅広い業界向けに金属部品加工を手がけている。
 テルミックの田中秀範社長はじめスタッフの出迎えを受け、工場内に案内された。ロビーの入り口正面には200インチのモニターが設置され、参加者はリアルタイムで受注状況が表示される様子を興味深く見入っていた。カフェ風のロビーにはバーカウンターや装飾などが施され、社長の手作りと聞いて、一同感心した。
 冒頭、田中社長が「昨年は960社が見学に来てくれた。モノづくりに関するセミナーも増え、参加定員以上に申し込みがある。基本は鉄工所なのに、あっと驚く工夫を感動してもらいたい。わが社は女性が70%で、若い社員も多い。彼らに魅力を持ってもらうために努力してきた。隅々まで見学して、ノウハウなど参考になるところは自社に持ち帰ってまねをしてください」と会社説明も兼ねて、あいさつした。
 その後、3班に分かれ見学した。社長室もないオープンな事務関係部署や生産工場、自動倉庫などを巡った。2020年8月に新設した「営業戦略チーム」室では、デジタルマーケティングを強化して成果をあげている様子を見た。モニターが数多く設置されている製造現場では、設備機械の配列も整然としており、どこも清潔感あふれていた。
 参加者からは「デジタル変革(DX)化を進めている先進の工場運営は参考になった。人工知能導入も視野に入れたIT経営に目を見張った。今後もこのような行事をお願いします」などの意見が寄せられた。
名古屋・岐阜産業人工場見学.jpg


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