全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ、「埼玉県西部地区ビジネス交流セミナー SDGsと中小企業の企業経営を考える」

 埼玉産業人クラブ(増田文治会長=マスダック会長)、川越商工会議所、日刊工業新聞社は、「埼玉県西部地区ビジネス交流セミナー SDGsと中小企業の企業経営を考える」を川越プリンスホテル(埼玉県川越市)で開いた。約100人が参加した。
 日刊工業新聞社の松木喬編集委員が「中小企業のSDGs実践メリット」と題して講演した。企業が国連の持続可能な開発目標(SDGs)達成に取り組むべき理由や事例を紹介。松木編集委員は「SDGsは『社会に良いこと』の基準。取り組むことで良い会社として認知され、社内外にファンが増え、サステナブルな会社になる」と述べた。
 パネル討論会には、ヒーハイスト(同)の尾崎浩太社長、シタラ興産(同深谷市)の設楽竜也社長、カネパッケージ(同入間市)の高村賢二常務が登壇。社内のSDGs推進体制について、尾崎社長は「私の意見を先に言ってしまうと他の意見が出にくくなる。まず幹部の意見を聞き、その上で私が決断する方法を取っている」と説明した。
 設楽社長は「本業に直結する環境保全はもちろんのこと、教育格差の是正やジェンダー平等など、それ以外の項目にも取り組みたい」と話す。高村常務は「自社の設計する緩衝材について、導入による二酸化炭素(CO2)排出量の削減効果を可視化できるようにしたい」とした。
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