全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ、第44回埼玉県産業振興懇談会を開催

 埼玉産業人クラブ(増田文治会長=マスダック会長)は、「第44回埼玉県産業振興懇談会」を11月10日にロイヤルパインズホテル浦和(さいたま市浦和区)で開いた(写真)。
 第1部は日本シーム(埼玉県川口市)の木口達也会長、戸塚重量(同)の金子俊光社長、大槇精機(埼玉県朝霞市)の大町亮介社長、日さく(さいたま市大宮区)の若林直樹社長が登壇。「わが社のX(トランスフォーメーション=改革)」をテーマに自社の取り組みを説明した。日さくの若林社長はデジタル変革(DX)などの取り組みを紹介した上で「経営トップはもちろん、社員一人ひとりが変わらなければ変革は実現できない」と話し、社員教育に注力する考えを示した。
 第2部では埼玉県幹部9人と企業経営者4人が意見交換した。板東博之産業労働部長は冒頭あいさつでコロナ禍や物価高の影響に触れ、「今まで以上に現場の実情を把握し、多くの方の知恵を拝借しながら対策を実施しなければならない」と述べた。意見交換ではIT人材の育成・採用、中小・小規模事業者への支援策、情報通信技術(ICT)化と生産性向上の相関関係などの企業からの質問に対し、県幹部が回答した。
 第3部の懇親会で、大野元裕知事は「埼玉県の経済や各社の変革が円滑に進むよう、予算措置を含めて感染症対策を進める」とあいさつした。

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