全国各クラブの活動報告

東京産業人クラブ女性部会、12月例会

 東京産業人クラブ女性部会(佐川八重子会長=桜ゴルフ社長)は12月5日、如水会館(東京都千代田区)で12月例会を開いた。日本総合研究所(同品川区)の寺島実郎会長が「2023年への展望 世界史的転換点に立つ日本とその進路」と題して講演し、40人が参加した。
 寺島会長は「急成長するアジアのダイナミズムを、自社の戦略につなげることが大事」と指摘。一例として、2021年の米中貿易の総額は日米貿易の約3・1倍である6574億ドルと示した。米中貿易の主力物流は日本海を経由する。2020年の外貨コンテナ貨物量の伸び率が2005年比で198・2%の酒田港(山形県重要港湾)を例に挙げ、国内の物流構造が日本海側にシフトしているとした。
 講演後、聴講者から日本人の国際的な団結力の弱さを問う声があった。寺島会長は「多国籍の人材を束ねるには、他者の文化を吸収する力が必要。サッカーワールドカップの日本代表メンバーのように、将来を担う若い人に他国を体験するチャンスを与えるべきだ」と答えた。

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