全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ、岐阜産業人クラブ 工場見学会

 名古屋産業人クラブ(森誠会長=富士精工会長)、岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ会長)は11月25日、愛知県稲沢市にある三菱電機ビルソリューションズ稲沢ビルシステム製作所を見学した。会員など約30人が参加した。
 三菱電機ビルソリューションズは、エレベーターやエスカレーターの製造を手がけていた三菱電機のビルシステム事業と、それらの保守メンテナンスを担っていた三菱電機ビルテクノサービスが経営統合し2022年4月に誕生した。
 冒頭、山田大造総務部長が「稲沢製作所は昇降機専門工場として1964年に設立された。昇降機など国内外向け新機種・新技術の開発や製造、安全・品質・資材調達などのグローバル管理を行うマザー工場の位置付けだ。敷地面積は18万4000平方㍍でナゴヤドーム4個分ある。主要生産品目はエレベーターやエスカレーターで、そのほかシステム機器などを扱う。ビルの高層化に伴ってエレベーターのスピードや長さが必要になってきた。特に1985年に発売したスパイラルエスカレーターは世界でこの工場だけが製造している」と会社案内の映像も交え概要を説明した。
 その後、2班に分かれ見学した。まず、ショールームで巻上装置や振動抑制装置などを間近に見た。また、参加者は最新のエレベーター行先予報システムや人間工学によって作られている商品群に感心した。高層ビル42階建て相当の高さ173㍍の試験塔「ソラエ」の最上階まで上り、揺れの少ないエレベーターに多くの参加者が驚いた。出荷する前にエスカレーターを組み立てる作業現場も見ることができた。見学の最後にはショールームに設置しているスパイラルエスカレーターを体験した(写真)。
 参加者からは「安全・安心のエレベーター製造を目の当たりにしてよかった」「本年度初めての見学会だったが、引き続き機会を作ってもらいたい」などの意見が寄せられた。
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