全国各クラブの活動報告

東京産学交流会、「江戸っ子1号」テーマに杉野ゴム化学社長が講演

東京産業人クラブ・東京産学交流会(渡辺佳英会長=大崎電気工業会長)は1月27日、大森東急イン(東京都大田区)で「2014年新春講演会&賀詞交歓会」を開いた。渡辺会長は「比較的に景気が良い中で新年を迎えたのは久しぶり。安倍晋三政権の経済政策『アベノミクス』で株高になったが、実体経済にはあまり影響が及んでいない。日本経済が良い形で発展していくようにがんばろう。また東京産学交流会の会員が連携できるプロジェクトも立ち上げたい」と呼びかけた。経営者や技術者ら約20人が参加した。
講演会は無人海底探査機「江戸っ子1号」がテーマ。講師を務めた杉野ゴム化学工業所の杉野行雄社長は「スタート時に参加した中小企業16社のほとんどが止めてしまって2社になるなど順風満帆ではなかった。しかし、芝浦工業大学、東京海洋大学、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、東京東信用金庫の産官学金連携がうまく機能し、ガラス球を深海8000メートルの海底に沈めて撮影するというプロジェクトが成功した」などと振り返った。
また今後の計画について「海底の酵母で日本酒をつくったら非常においしかった。レアメタル(希少金属)やメタンハイドレートなどの工業用資源だけではなく、我々が知らない未知の微生物などの海洋資源が眠っているかもしれない。今までの探査機と組み合わせて活用することにより、効率良く海を探索できる」と、日本近海に眠る資源の可能性を強調した。参加者は杉野社長が手にしたガラス球を見ながら、熱心に耳を傾けていた。


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