全国各クラブの活動報告

大分産業人クラブ、神崎商工労働部長が「大分県の挑戦」テーマに講演

大分産業人クラブ(池永征司会長=池永セメント工業所社長)は7月25日、大分市の大分センチュリーホテルで神崎忠彦大分県商工労働部長を招いて懇談会を開いた。14人が参加した。
神崎部長は経済産業省出身で2016年6月から現職を務める。「大分県の挑戦」と題した講演では、国際情勢や政府方針の状況も交えながら、大分県の現状と商工施策を紹介した。
大分県経済は17年5月の求人倍率が1・43倍と「バブル期並みの人手不足感」(神崎部長)が生じており、堅調に推移している。それを裏付けるように16年度の域内倒産件数はここ50年で最低水準となった。一方で、16年の休廃業・解散件数は00年以来最多の333件に達しているというデータを紹介。「後継者不足による廃業が大きな問題になっている」と指摘した。
また、今年5月に県職員が行った地場企業の「500社訪問」で得られた生の声も披露され、最新情報を交えた講演に参加者はメモを取りながら興味深く聞き入っていた。講演終了後には昼食を食べながら交流し、今後の地域産業の活性化に向けての意見交換が時間いっぱい続いた。


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