全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ、岐阜産業人クラブ 碧南火力発電所を見学

 名古屋産業人クラブ(森誠会長=富士精工会長)、岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ会長)は2月10日、愛知県碧南市にある碧南火力発電所を見学した。会員ら約37人が参加した。
 冒頭、碧南電力館の三宅昌浩館長が「2015年に東京電力と中部電力が出資して作ったJERAの施設で、合計出力が410万キロワットの国内最大の石炭火力発電所だ。敷地はナゴヤドーム40個と広大で、貯炭エリア、発電・環境エリア、灰埋め立てエリアの三つに分かれている。石炭輸送船が年間130隻着いて、豪州とインドネシアの石炭で約80%占める」と碧南火力発電所を説明。続けて「発電には2種類の石炭を混ぜ、70マイクロメートルまで砕いて使用する。大気汚染原因物質はしっかり取り除くなど周辺地域の環境を保全するためさまざまな対策を講じている。20年10月に『ゼロエミッション2050』を掲げ、アンモニアを活用して二酸化炭素(CO2)を排出しない火を作るべく開発を進めている」と会社案内の映像も交え、概要を説明した。
 その後、発電所構内に入り、まずタービン建屋で2班に分かれ見学した。建屋内では、巨大なタービンが並んでいる様子を間近で見ることができた(写真)。節電のため天井がガラス張りだったり、「碧」の色が随所に使われたりしていた。発電所の壁も海にヨットが浮かんでいるデザインが採用され所在地を意識して建てられていた。敷地内はバスで移動し、同乗した担当者の解説を受けながら車窓から点在する建物や設備を見た。
 港ではちょうどインドネシアからの船が接岸していて、石炭を運び出し貯炭場が山になっていく様子も見ることができた。
名古屋・岐阜、見学.jpg


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