全国各クラブの活動報告

岐阜産業人クラブ、定時総会と記念講演会を開催

 岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ会長)は、6月5日に岐阜市内のホテルで定時総会を開き、2022年度事業報告・決算、23年度事業計画・予算・役員体制を承認した。カーボンニュートラル(CN、温室効果ガス排出量実質ゼロ)に関する記念講演会も開いた(写真)。着座式の懇親会では会員らが近況や経営課題について情報や意見を交換した。全体で70人が出席した。
 総会ではまず遠藤会長があいさつ。コロナ禍の影響が残る中、材料不足と物価高が企業経営を圧迫する逆境を逆にチャンスと分析。新たな事業や経営手法の重要さを説き「産業人クラブでの交流を生かそう」と訴えた。CNや国連の持続可能な開発目標(SDGs)についても「経営革新に向け前向きに取り組むべきだ」とした。
 記念講演会は「カーボンニュートラルに向けた国内外の最新動向と企業の取り組みほか」と題し、中部経済産業局の木山雅之資源エネルギー環境部カーボンニュートラル推進室長と同推進室の木村光博氏が登壇した。CNに関する世界の動きを整理し、日本政府の取り組みを方針を解説した。さらに企業のCNへの取り組み方について、「自社の二酸化炭素(CO2)の排出状況を見える化することが重要」と強調。一連の活動を支援する姿勢も示した。愛知県の中小企業の具体的な取り組み事例も紹介した。
岐阜総会.jpg


このページの先頭へ