全国各クラブの活動報告

東東京マネジメント研究会、日刊工業新聞社本社で2025年度定時総会を開く

 東東京マネジメント研究会(山田雅英会長=山田マシンツール社長)は6月10日、日刊工業新聞社本社(東京都中央区)で2025年度定時総会を開いた。24年度の活動・会計・監査報告と25年度の活動計画・収支予算案などを審議し承認した。
 山田会長は、冒頭で「我々を取り巻く環境は、トランプ関税で先がどうなるか分からない」と語った。「情報を持った日刊工業新聞と連携し状況を示していただき経営を続けていきたい」とあいさつした。
 続いて、人工衛星搭載機器、衛星システムなどの生産技術業務に従事してきた技術士の小川文輔氏が「今後の海外情勢を考慮したモノづくり(部品調達・外注管理など)」をテーマに講演した(写真)。
 日本と欧米の企業文化の違いを例に挙げ、日本では品質の安定を作業者のスキル任せ、暗黙の了解で成り立っている部分があると説明した。ただ世代交代が進み、従来の長所がかすみ「日本もだんだん欧米化している」とした。また海外サプライヤーは原理原則的には望ましくない設計でも、検査規格上に問題なければ製品化する。日本的発想でのビジネスは成立しないと指摘した。
東東京.jpg


このページの先頭へ