全国各クラブの活動報告

　千葉産業人クラブ（白鳥悟嗣会長＝白鳥製薬社長）は９月２２日、京成ホテルミラマーレ（千葉市中央区）で「２０２５産学官シンポジウム」を開いた。約６０人が参加した。基調講演では月面探査車「ＹＡＯＫＩ（ヤオキ）」を開発したダイモン（東京都中央区）の中島紳一郎社長（写真）が、３月に実施した人類初となる月クレーター探査について解説した。中島社長は「人類のため、未来のためになることをやりたかった」と同社設立の経緯を振り返り、「いつでも、どこでも、誰でも月面旅行を楽しめる時代を作りたい」と意気込んだ。
　２０２４年度に日本機械学会関東支部技術賞を受賞したラインワークス（千葉市花見川区）の田村修二社長は、産業用ロボットの開発など同社の歩みについて紹介。田村社長は「失敗も多かったが、真摯（しんし）に向き合い乗り越えてきた。２６年に予定している新工場の稼働にも経験を生かしたい」と話した。