全国各クラブの活動報告

東京産業人クラブ女性部会、如水会館で6月例会

 東京産業人クラブ女性部会(佐川八重子会長=桜ゴルフ社長)は6月9日、如水会館(東京都千代田区)で6月例会を開いた。経済産業省・中小企業庁の山下隆一長官が「日本経済の現状と中小企業政策について」と題して講演した。50人が参加した。
 山下氏は講演で、日本はバブル経済崩壊後にデフレーションに陥り、少子高齢化など将来への不安から設備・研究開発・人材への投資が積極的ではなかったと説明。「日本はコストカット経済にうまく適応し過ぎた。デフレ経済を前提とした덀デフレマインド덁が定着し、新たなチャレンジより既存ビジネスの磨き込みやコストカットを良い物だと思うようになってしまった」のだという。
 今後の対応の一つとして、「デフレマインド払拭のために『良い物やサービスには値が付く』という認識を社会全体で広めることが重要」だと述べた。
 このほか、賃上げ原資の確保のためのスタートアップの創出や後継者支援、中小企業の生産性向上、適正な価格転嫁などについて、現状や国の支援策を伝えた。
 会の最後に、ホルモードオリーブ研究所(同渋谷区)の桂川和子社長は「デフレのマインドに染まっていたように思う。良い物にはそれに見合う価格を付けるべきだとあらためて感じた」と感想を語った。
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