全国各クラブの活動報告

九州・山口産業人クラブ、「ザ ストリングス 博多」で2025年度定時総会と講演会

 九州・山口産業人クラブ(添田英俊会長=正興電機製作所社長)は6月18日、「ザ ストリングス 博多」(福岡市博多区)で2025年度定時総会と講演会を開いた。会員ら約40人が参加。24年度の事業や収支決算を報告、25年度の事業計画案と予算案を承認した。添田会長は「中東情勢や自動車産業など経営に関する懸念材料は広がっているが、会員の事業活動に資する活動を地域団体と連携しながら進めていく」と25年度の活動方針を述べた。
 総会後、球駆動の高精度全方位移動機構を開発した、TriOrb(トライオーブ、北九州市小倉北区)の石田秀一社長(写真奥)が講演した。同社は九州工業大学と産業技術総合研究所発スタートアップ企業。起業時のエピソードや研究開発型の企業が企業成長を続けていくためのアイデアを語った。石田社長は海外スタートアップを例に挙げ、「海外では研究活動と事業活動を一緒に進めている。『売れる』ポイントを突き詰めていくことが日本の競争力につながる」と力を込めて語った。
 講演会後の懇親会は和やかな雰囲気で進んだ。福岡県工業技術センターの野見山修治所長は中締めで、同センターが前身組織の発足から100周年を迎えたことを紹介するとともに、会員企業らの事業発展を祈念した。
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