全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ西部支部、「埼玉県西部地区ビジネス交流セミナー 中堅・中小企業における製品・技術開発のカギ」

 埼玉産業人クラブ西部支部(原敏成支部長=武州ガス社長)、川越商工会議所、日刊工業新聞社は7月15日、「埼玉県西部地区ビジネス交流セミナー 中堅・中小企業における製品・技術開発のカギ」を川越プリンスホテル(埼玉県川越市)で開いた。
 基調講演では、東京電機大学工学部の松村隆教授(写真)が「オンリーワンの技術を目指して」と題し、日本の国土や風土の特徴からわが国が得意とするモノづくりについて紹介、また中小企業のモノづくりで「ナンバーワンでは無くオンリーワンを目指す」ことを目標に技術力や開発力を磨くべきだと述べた。また産学連携の成功例と失敗例などもそれぞれ説明し、中小企業を取り巻く環境や進むべき道を説明した。
 企業プレゼンテーションでは、久保井塗装(同狭山市)の窪井要社長、大起理化工業(同鴻巣市)の大石正行社長、初野建材工業(同川越市)の初野祥子取締役が登壇。抱える課題感や問題意識をきっかけに高い技術力を使って開発したコア製品や開発力の源泉、さらに大学や公的機関などとの連携について詳しく紹介。聴講者は熱心に聞き入り、メモを取る姿が見られ「皆さんが努力をされて自社製品を開発されている良い話しが聞けた。自分の会社にも生かしたい」との感想もあった。
 講演会後に懇親会が開かれ、登壇者を中心に活発な意見交換をした。
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