全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ、SPACE COTANの小田切義憲社長を招き講演会

 名古屋産業人クラブ(森誠会長=富士精工会長兼社長)は4月24日、SPACE COTAN(北海道大樹町)の小田切義憲社長を招き、名鉄グランドホテル(名古屋市中村区)で「北海道、その先は宇宙が拓く」と題して講演した(写真)。会員ら約120人が参加した。
 小田切社長は1987年に全日本空輸(ANA)に入社、成田空港や羽田空港のオペレーション業務部門責任者から11年にアジア戦略室副室長に就任した。12年にエアアジア・ジャパンの社長となり、21年から現職に就いた。「北海道スペースポート(HOSPO)は大樹町と当社が運営する民間に開かれた宇宙港で、昨年に土木関連が終わり、ロケット射場の整備など上物の建設が始まっている。来年の夏には全体が完成する」とCGを加えた施設全体を紹介する動画を見た。
 宇宙産業の拡大に伴い「小型人工衛星の需要拡大など宇宙港が大切になる。日本の『宇宙基本計画』の宇宙技術戦略では、30年代に30件のロケット打ち上げを目指す。射場の標準化が世界規模で進み、夢やロマンがリアルビジネスになる」と説明した。
 最後に「HOSPOをビジネスモデルとして捉え、企業版ふるさと納税など協力してほしい。HOSPOサポーターズも200社を超えた。モノづくりに強い名古屋を中心とした中部エリアと北海道を連携させ、ビジネスの芽を咲かせていきたい」と締めくくった。
名古屋、記念講演会.jpg


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