全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ、記念講演会『工学の知』を経営のエンジンに!―大学が持つ力を活用し、イノベーションを加速させる方法―

 名古屋産業人クラブ(森誠会長=富士精工会長)は4月23日、ストリングスホテル名古屋(名古屋市中村区)で開いた「2026年度理事会&定時総会」に合わせて記念講演会を行った。矢野卓真名古屋工業大学産学官金連携機構長・教授が「『工学の知』を経営のエンジンに!―大学が持つ力を活用し、イノベーションを加速させる方法―」をテーマに講演(写真)。会員など約90人が参加した。
 矢野教授は大手化学会社での勤務経験を経て、2013年に名古屋工業大学の産学官金連携機構に着任。同大学の産学官連携を推進しながらアントプレーナーシップ教育やリカレント教育に従事している。
 講演では、産学連携を使ってイノベーションを起こす方法を紹介しつつ、「名古屋工業大学は産学連携に積極的で、実績は全国トップクラス」と強調。高価な分析装置など大学が保有する設備にも触れ、企業が悩む困りごとの解決に大学の資源を活用することを提案した。「費用も安く抑えられ、メリットも多い」と〝産学共創〟の意義を話した。
 また、米国社会が持っていて、日本の社会が持っていないものとして〝失敗への寛容さ〟を挙げ、「生まれたてのスタートアップが倒産したとしても、再び挑戦することを社会が奨励するようにならなければ」と訴えた。
 このほか、産学連携による社会人教育の事例なども挙げ、―経営のエンジンーに大学の知財を活用することの有用性を改めて強調した。
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